今回は、TEAM+のオリジナルEA、「Hunter+」をご紹介します。
通常はEAの稼働を避ける対象である、「経済指標・要人発言」を狙いとする面白いEAです。
急変相場を狙い、噛み付くEA
このHunter+のセット方法は、それほど難しいものではありません。
- 経済指標カレンダーで、大きな指標や要人発言の時刻をチェック
- 影響を受けて動きそうな通貨ペアを予想する（どの通貨ペアでも動きます）
- EAに、指標発表時刻／要人発言時刻をセット
- あとは待つ
というだけのものです。
通常のEAは、こうした重要指標発表や要人発言の時にできるだけ稼働を停止します。
EA本来のロジックがかき乱されるような大きな値動きが予想されますし、保有ポジションがあると大きな含み損を持つ事態になりかねないからです。
Hunter+は通常のEAとは違い、こうした指標発表に伴う一時的な大きな値動きを狙うEAなのです。
Hunter+の仕組み
Hunter+の仕組みは割と単純なものです。
- 設定した時刻になると、現在価格から一定程度離れたところにLong / Shortの逆指値注文を一本ずつ入れます。
- どちらかの指値に価格が到達すると、その指値が発動し、もう片方の指値は消えます（ダブルパンチを避けるため）。
- 設定した利確値に到達すると利確。
- 設定した損切額に到達すると損切り。
- 設定した時間が経過すると、発動前逆指値注文は取り消されます。
- 好みに応じて、好きなだけの時間、逆指値注文を書き換えながら注文を入れ続けることも可能です。
- 変則トレーリングストップも装備しています。
つまり、
経済指標発表／要人発言で価格が大きく動けば、動いた方向にエントリー
うまく利が乗れば注文を保持して利益を確保する
一方で、
一定時間内で指定した以上の値動きが見られない場合は、注文取り消しによりノーリスクを実現
Hunter+の弱点
Hunter+にも苦手な場面はあります。例えば、
一旦Longの逆指値注文が発動した後に、急激に価格が下降する場面
などです。
この場合は設定した逆行幅で損切りがなされます。
ただし、この値は初期設定で10pipsとなっていますので、最初から「損切の場合の損失額」も見込んで動かすことができます。
猛獣には、できればつきっきりで…
指標発表後の乱高下を考えると、Hunter+を使う際はできればつきっきりでいてやったほうがいいでしょう。
リアル口座運用版のHunter+には「決済ボタン」が搭載されていますので、「ここだ！」と思う場面で利確することが可能です。
夜中の指標発表時には、稼働時間や注文取り消し時間を短くすること、損切り額を小さくすることで対応が可能です。
不思議と指標が楽しみに
私自身今までは、当該時刻までにポジションを整理したり、EAを止めたりと煩わしかった指標が、Hunter+を使い始めると不思議と楽しみになってきました。
「この指標が動くかな…？」「今の情勢だと必ずこの辺で動きそうだ」という予想を自分なりに立てながら、読みを的中させてゆく楽しみもあります。
為替相場は「上がるか・下がるか・そのまま維持か」を読むものですが、このHunter+の場合、価格の方向性を読む必要はありません。
「どちらに動いたとしても、大きい値動きには追従する」上に「ピクリとも動かなければ撤退」してくれるため、ある程度気楽に眺めていることができます。
エントリーしたら、決済タイミングだけは逃さないように、決済ボタンに手をかけて待つだけです。
逆行しても、損失は初期値で-10pips分ですので。
ちょっと変わった使い方も
もう一つ、私が実践している使い方があります。
例えば、欧州市場が開いたのち、ポンドがらみの通貨が跳ねたり崩落したりすることがよくあります。
この時間帯にHunter+を仕掛けておくのです。
稼働開始時間と終了時間を1時間程度にしておき、ポジション取り消し時間を数分間にしておくことで、随時注文を書き換えつつ、大きなチャンスを掴んでくれるかもしれません。
もちろん、10pipsの負けの可能性もありますが…
シンプルな仕組みである分、さまざまな使い方を考えることができる、それがHunter+の面白さでもあります。
Hunter+を使ってみたい方は
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
Hunter+を使ってみたい、試してみたいとお考えの方は、
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デモ版も用意しております。バックテストも制限はかけておりません。
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